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マッチプレビュー 031 vs 名古屋 〜 Don't be afraid!Go foward! 〜 【2019 明治安田生命 J1リーグ 第7節】 vs 名古屋グランパス戦

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相手を知ることでより見えてくることがある。 相手を知ることでより楽しめることがある。 一歩踏み込んで試合を楽しむためのご提案、hamatra match preview。

今回は、2019 明治安田生命J1リーグ第7節 名古屋グランパス編。

試合情報

2019 明治安田生命 J1リーグ 第7節
vs 名古屋グランパス
2019/04/13(土) 19:00キックオフ
@ 日産スタジアム
(年チケ開門 16:30 | 一般開門 17:00)

www.f-marinos.com

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チーム成績状況

soccer.yahoo.co.jp

現在の順位

順位 チーム名 勝点 試合 得失
1 広島 14 6 4 2 0 6
2 F東京 14 6 4 2 0 5
3 名古屋 12 6 4 0 2 9
4 大分 12 6 4 0 2 3
5 横浜 11 6 3 2 1 3
6 鹿島 11 6 3 2 1 3
7 神戸 10 6 3 1 2 2
8 湘南 9 6 3 0 3 1
9 浦和 8 6 2 2 2 -3
10 川崎 7 6 1 4 1 1
11 C大阪 7 6 2 1 3 -1
12 松本 7 6 2 1 3 -2
13 磐田 6 6 1 3 2 0
14 G大阪 6 6 2 0 4 -3
15 札幌 6 6 2 0 4 -4
16 仙台 4 6 1 1 4 -3
17 鳥栖 4 6 1 1 4 -9
18 清水 2 6 0 2 4 -8

リーグ直近成績

横浜F・マリノス
直近
2試合前

3試合前

4試合前

5試合前

3-0
浦和(A)

0-0
鳥栖(H)

0-2
大分(A)

2-2
川崎(H)

2-1
仙台(H)
名古屋グランパス
直近
2試合前

3試合前

4試合前

5試合前

1-2
鹿島(A)

4-0
札幌(H)

0-1
F東京(A)

3-2
G大阪(A)

2-0
C大阪(H)

過去の直接対戦成績

vs名古屋グランパス

 通算: 61戦 23勝 23敗 15分 (83得点75失点)

 ホーム: 30戦 15勝 9敗 6分 (41得点30失点)

分析対象試合

2019 明治安田生命J1リーグ 第6節
鹿島アントラーズ 2-1 名古屋グランパス @ 県立カシマサッカースタジアム
得点者:47'ガブリエル・シャビエル(名古屋) 72'土居聖真(鹿島) 81'レオ・シルバ(鹿島)

公式記録/レポート
www.jleague.jp

プレー傾向:名古屋グランパス


[第6節 鹿島アントラーズ戦 スターティングメンバー]

守備

  • 4バック+2ボランチを中心に守備形成。コンパクトな陣形を維持する意図はあるものの、相手がボールを持てば無理に維持はせずラインを下げて対応。
  • 迎撃型の守備。入ってきたところを狙う。アプローチ意識が旺盛で時にはポジションを離れて食い付く。
  • 押し込まれるとサイドハーフ及び2トップの一角が守備に加勢するも、前残りする傾向あり。
  • 前線からのプレッシングによる攻撃制御については、ある程度追うものの組織として前傾になって奪いに行く傾向はなし。

攻撃

  • ポゼッション重視。選手間の距離を広く取りつつ、速いパスを足元に通して攻撃を組み立てる。各選手の技術力を生かす疑似的なオープンシチュエーションを作る狙い。
  • 前残り気味のアタッカーを使ったカウンターは、タレントの能力が際立つ。
  • アタッキングエリアでは自由にポジションを入れ替えつつ、ワンタッチパスを次々と繋いで崩しにかかる。
  • 外からのシンプルなクロスもジョーの存在があり、怖さ伴う。横からだけではなく、浅い位置からの斜めのクロスでも長いリーチを生かして収めてフィニッシュに持ち込む。
  • セットプレー時のガブリエル・シャビエルのキックはボールスピードもあり高精度、ジョーやジョアン・シミッチがターゲット。

全体

相手の圧力の「矢印」を外す意図を持ち、相手の懐を抉るような鋭いパスを足元へ、その鋭いパスをきっちりと止める。

自分達がボールを保持し、細部まで拘ったプレーを狂いなく行えれば、どんなに相手が人数をかけようと、スペースを消そうと、崩すことが出来る。

それが風間八宏の標榜するフットボール。

独特の理論を名古屋に持ち込んで3年目、自らの求める技術水準を備えるタレントを揃えたことによりチームとしての完成度も高まっている。

新たなゲームオーガナイザーであるジョアン・シミッチがミスなくアタッカー陣にパスを届けたのを契機に、ワンタッチでのパス交換でアプローチを回避。その流れのまま内側に入り込むガブリエル・シャビエルやセカンドトップの長谷川アーリアジャスールがアクセントを付け、決定機を演出する。その流麗なパスワークを一目見るだけでもそのクオリティはお分かりいただけるだろう。

Jトップクラスのタレントのクオリティは言うまでもなく、アタッカーの前残りをある程度許容するポジショニングはリスクはあれど相手には脅威、ベンチにもマテウス・相馬勇紀・前田直輝・赤崎秀平と結果を残したタレントが控える。そのオフェンシブな姿勢が実って、現在リーグトップの14得点。しかも、昨季の得点王であるジョーが開幕戦以降得点を上げていないにも関わらず、である。

昨今の流行である戦略的なフットボールとは一線を画す風間八宏の尖ったチーム作りは再びJを席巻するか、今季の大きな注目点である。

キープレーヤー

No.10 ガブリエル・シャビエル

巧みなボールコントロールスキル、豊富なアイデア、精度高いキック…背番号10らしいファンタジックなブラジリアンが好調だ。

サイドをスタートポジションとしながらも、ある程度前残りを許され、自由にポジションを変えながらボールに絡む役割を与えられたことで、十二分にその能力を発揮できている感があり、特にカウンター時にフリーでボールを持たせると非常に危険な存在となる。

ジョーが強烈な存在であるが故に警戒を集めるが、その反動で彼への警戒が甘くなると痛い目を見る。ジョーにも劣らない危険な存在である彼のプレーに注目だ。

キープレー

ジョーを巡る攻防

昨季の試合展開として、主導権を握り、決定機も多く作り、優位にゲームを運んでいたはずだった。しかし、横浜は決めきれず、ジョーは決めた。豊田で1発、日産で2発。その結果、1分1敗である。

彼の凄さを今更説明する必要もないだろう。昨年のリーグ得点王は開幕戦からゴールこそ遠ざかっているものの、その存在感は健在だ。

そんな相手と対峙するのが、抜群のスピードと危機察知で横浜を救い続けているチアゴ・マルチンスと、日本代表にも選出されタフな守備対応もどんどん進化を続ける畠中槙之輔。彼らにとっては初のマッチアップ。充実の若きセンターバックコンビにとっての大きな挑戦。規格外ストライカーを抑えきり、勝利を手繰り寄せたい。

総括

ここにきて、センターフォワードに多くの怪我人が出る緊急事態。そんなときに強烈なタレント集団とのせめぎあいとなると、巡り合わせが悪いと思わなくもない。

浦和戦で掴んだ手応えを繋げていくためにも、相手の脅威に屈することなく勇敢に戦うのみ。大丈夫、やれる。恐れず、前へ!

 
text:いた(@itaruru)
edit:nari(@fmbh_nari)

   

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