Web Magazine hamatra

スタジアムを熱く、楽しくする横浜F・マリノスサポーターのためのウェブマガジン「Web Magazine hamatra」(ウェブマガジン ハマトラ)  Presented by NPO法人ハマトラ・横浜フットボールネットワーク

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hamatra YOUTH 011:勝ち続ける東北の雄

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県外からも多くの生徒が集まってくる青森山田高校。

10代の子が親元を離れることになるのだからそれだけ覚悟を持って日々学業やサッカーに打ち込んでいるということになる。

が、マリノスのアカデミーに在籍している子たちだってプロになるんだという高い目標と覚悟を持ってやっているのだから負けてはいない。

そんな覚悟と覚悟のぶつかり合いだからこそ、試合を通じて見えてくるものがある。


チーム成績状況

現在の成績

横浜F・マリノスユース
順位 勝点 試合 得点 失点 得失
9 3 5 0 3 2 3 6 -3
青森山田高校
順位 勝点 試合 得点 失点 得失
2 12 5 4 0 1 12 4 +8


第1節から第5節までの成績

横浜F・マリノスユース
第1節 第2節 第3節 第4節 第5節

1-1
大宮ユース

0-0
柏U-18

0-1
京都U-18

2-2
清水ユース

0-2
鹿島ユース
青森山田高校
第1節 第2節 第3節 第4節 第5節

2-3
浦和ユース

1-0
市立船橋

3-0
大宮ユース

2-0
柏U-18

4-1
京都U-18



マッチプレビュー

チーム情報:横浜F・マリノスユース

プレミアリーグEASTは未勝利のまま中断期となり、クラブユース選手権の関東大会を迎えるに当たって、1回戦2回戦ともに格下相手とは言え、勝ち抜くことで全国大会への出場権を獲られるか不安視する声もありましたが、無事に出場権は得ることが出来ました。

怪我人が発生したりで万全の状態で試合に臨めていないとも言えますが、そういう中でも例えば下級生が出場機会を得ることでチームとしての底上げに繋がりますし、少しずつではありますが試合内容も良くはなってきています。

確かに試合を行う以上、勝った負けたに目が行きがちで勝てない日々が続くとやってるほうも観てるほうも良い気はしませんが、アカデミーを観る楽しみの1つに「成長」というものもあります。

ちょっとしたキッカケで爆発的な成長を遂げ、1ヶ月前とは比べ物にならないほどレベルアップする選手を過去に見たことがあるため、今いる選手たちがこの苦しい経験を通じて何を得て何を力に変え、どう成長していくのか。

暑さに負けない熱さを発揮してもらうべく、見守っていきましょう。


対戦相手の紹介:青森山田高校

昨年は、プレミアリーグEASTを優勝し、WESTを制したサンフレッチェ広島ユースとの対戦となったチャンピオンシップも勝利、1月に行われた高校サッカー選手権でも優勝したことにより、タイトルを総なめにした東北の雄である青森山田高校。

例年通り、「プレッシング」「ハードワーク」「攻守の切り替え」という三本柱を基本コンセプトに失点をしない、負けないサッカーをして、少ないチャンスをモノにするということとしたたかさを兼ね揃えたサッカーを展開します。

そうした中で対戦相手や試合状況に応じて、ポゼッションとショートカウンターを上手に使い分けていますが今年は、より「縦に速く」「どんどんと選手が追い越していく」点が強調されています。

開幕戦こそ浦和レッズユースに逆転負けしたものの、その後は4連勝と勢いに乗ったところで中断期を迎えましたが、今年もU-18年代においてどの大会でも優勝候補の一角に挙げられるほどであり、その実力はプレミアリーグEASTで如何なく発揮されています。


両チームの注目選手

横浜F・マリノスユース FW 9 岩城大助

岩城 大助(いわき だいすけ)3年生

昨年は小原章吾コーチ、山田康太選手とともにマンチェスターシティへの研修を経験した1人であり、そこで何かを掴んだのか、帰国してからは出場した試合でほぼ毎回のように得点を記録していました。

今年は怪我もあってまだ無得点ではありますが、狭いエリアを抜けて行く巧みなタッチのドリブルやクイックネスで相手を去なすのが持ち味の選手です。

青森山田高校:FW 11 中村駿太

中村 駿太(なかむら しゅんた)3年生

3年生に進級するに当たって更なる高みを目指し、今春に柏レイソルU-18から青森山田高校に転入してきた1人。

小学生時に全日本少年サッカー大会、ジュニアユース時には日本クラブユース選手権(U-15)大会でいずれも得点王に輝き、先日まで行われていたFIFA U-20ワールドカップの日本代表には選出されなかったものの昨年行われたAFC・U-19選手権には飛び級で選出されたほどの実力者であり、年代別の日本代表の常連です。

相手DFを剥がす動きだったり、スペースへの飛び込みに長けていて、FWとしては身長170cmと小柄な部類に入りますが、ポストプレーもしっかり出来るし、いざという時のドリブルは切れ味が鋭いため全くもって侮れず、DF陣にとっては油断も隙もないストライカーです。

青森山田高校:MF 10 郷家友太

郷家 友太(ごうけ ゆうた)3年生

1月に行われた高校サッカー選手権で青森山田高校の武器になったのは、彼が投げるロングスローであり、それは大会を通じて猛威を振るっていました。

だが、この飛び道具だけが彼の武器ではなく、抜群のポジショニングと無尽蔵の運動量をベースに中盤のいたるところに顔を出しつつ、ボールを供給し続けることで攻撃を活性化させ潤滑油になりつつ、また機を見て前線に飛び出して自らもゴールを狙っていくことで高い得点力を誇っています。


観戦情報(日時・場所など)

2017年6月25日(日曜)11:00 キックオフ
高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグEAST 第6節
横浜F・マリノスユース vs 青森山田高校
会場:青森山田高校



今後の日程

・プレミアリーグEAST 第7節
 7月1日(土曜)15:00~ vs FC東京U-18
 (日産フィールド小机)

・プレミアリーグEAST 第8節
 7月9日(日曜)17:00~ vs 浦和レッドダイヤモンズユース
 (浦和駒場スタジアム)

・プレミアリーグEAST 第9節
 7月16日(日曜)15:00~ vs 市立船橋高校
 (日産フィールド小机)

・日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会
 7月23日(日曜)~ 8月2日(水曜)

・プレミアリーグEAST 第10節
 8月26日(土曜)16:00~ vs 大宮アルディージャユース
 (日産フィールド小机)

※ 各試合、無料で観れます。



text:はち(@hachhing

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