Web Magazine hamatra

スタジアムを熱く、楽しくする横浜F・マリノスサポーターのためのウェブマガジン「Web Magazine hamatra」(ウェブマガジン ハマトラ)  Presented by NPO法人ハマトラ・横浜フットボールネットワーク

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hamatra My First Game 023:makochan(2003年11月29日vsジュビロ磐田)

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マリノスが好きになったキッカケは何ですか?
今の観戦や応援スタイルに行き付いたキッカケは何ですか?

あの試合があったから今がある。
あの試合があったからここにいる。

そんな思い出に残っている試合を語ってもらう My First Game

今回は、makochanさんによる2003年11月に行われたvsジュビロ磐田の試合です。

今回は「makochan」さん(自己紹介)

おっさんマリサポのmakochan(@makochopper)です。

このお話をいただいた時に海外赴任が決まっており、お受けすべきか悩みましたが、こんなおっさんマリサポもいるんだと知っていただくために承りました。(Triさん、ありがとうございました。)
残念ながら、現在はサッカー文化には縁遠い南の島からこの文章を書いています。

自分の頭の中では常に「気付いた時にはもう トリコロールが好き♪」がリフレインのように繰り返しており、いつからマリノスをこんなに応援するようになったのかなぁ、とこの機会に振り返ってみました。


マリノスの初観戦

申し訳ございませんが、正直覚えていません。Jリーグの始まったころはチケットを取るのが難しく、テレビ観戦ばかりでした。

それでもどの試合かは覚えていないけど、対横浜フリューゲルス戦で容姿にインパクトのあるGKの森が猿のように守っていたのでゴール裏から野次っている人たちがいましたが、それを尻目にマリノスを応援していたという記憶が私の一番古いところです。


マリノスへの思いを深めたキッカケ

ふれあいサッカー教室(2003年-4年?)

地元でマリノスが開催しているふれあいサッカー教室に、当時は木村浩吉さん小林慎二さんがコーチとして指導をしていただき、またオニク(永山邦夫)さんも来ていて、手をつないでゲームをしたなぁ。(なぜ手をつないだかって?たまたま手をつないでゲームをすることがあったからですよ。)

また当時ランドマークタワー下のドックランドヤードにフットサルコートがあったのですが、そこでやっていたふれあいサッカー教室で私が木村さんへの股ぬきゴールをしたことで、木村さんを真剣にプレイさせてしまったことは今でも本当に楽しい思い出として強く記憶に残っています。
あの時はまさかマリノスの監督をされるとは夢にも思っていなかったなぁ。。。

ふれあいサッカー教室への参加が、マリノスへの思い入れをより深めていったことは確かです。


My First Game

2003年11月29日(土)
Jリーグ 2ndステージ 第15節
横浜F・マリノス 2-1 ジュビロ磐田
@横浜国際総合競技場
得点者:02'グラウ(磐田) 50'マルキーニョス(横浜) 89'久保竜彦(横浜)

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マリノスでの衝撃的な一戦

2004年のチャンピオンシップ第2戦のアウェイ浦和レッズ戦と悩みましたが、やはり家族全員をマリサポにした久保ゴールの2003年の最終戦ですかね。

雨の中、相手に先制点を決められた上に、榎本哲也が早々にグラウを突き飛ばして一発レッドの退場。が、最後まであきらめずに選手は戦い、同点、そしてロスタイムでのドラゴン久保のヘディングゴールには痺れました。

その後スタジアムで浦和レッズvs鹿島アントラーズの試合が映像が映し出されると、小笠原満男の焦っている顔!もしかしたら、、、と3位からの逆転優勝!!!
今応援している人たちは本当に優勝を味わってほしい。。。

youtu.be


私を変えた試合

トヨタカップ決勝 サンパウロFC vs リヴァプールFC(2005年)

ラッキーにも知り合いから譲り受けた席はメインスタンドのサンパウロサポのエリア付近。(マリノスの試合でもこんな良い席での観戦は後にも先にもありませぬ。)

わざわざ地球の反対側からこの試合のために、借金までもして応援に来ている熱狂的なサポーターばかりでした。その中でも若い男性が試合中は声を張り上げて応援をしていたのに、サンパウロが優勝を決めたとたんに大粒の涙を流して選手たちをじっと見つめていました。
この姿をみて心震えるとともに、これこそこの感動はサポーター冥利につきるものだと。

その後も海外のいろんなところでサッカーの試合を見るチャンスがありました。
ASローマでは試合中にサポが爆竹のようなものを投げ入れるたびにシェパード犬がわんわん吠えまくったり、パリサンジェルマンFCでは試合がつまらないと発煙筒がボッボッと焚かれたり、ダフ屋から買ったル・マンFCのゴール裏での観戦は簡易鉄骨の席で有線マイクで声のこもったアンプスピーカーでコールリーダーがいまいちな掛け声をしていたり。
また、ボルトン・ワンダラーズFCでは中田英寿のミスで勝利を逃した上、マンチェスターからの列車がなくなってしまい、駅で一晩明かしたこともあったり、RCDエスパニョールとバルセロナFCの試合では一方的なバルサの試合展開のまま終わったり。

まだまだ思い出のある生観戦試合はありますが、おっさんの私からの願いで、若い人には是非とも機会を作っていろんな国で生観戦をすることもおすすめしたいです。テレビでは伝えきれない海外のスタジアムの雰囲気は独特ですね。。。

話が逸れてしまいましたが、声援や手拍子で選手への後押しをしたいと思い、また不快に思う野次が嫌でゴール裏で応援をしてきました。でも2010年終了時のマリノスの対応が嫌で距離をおいて見ていましたが、いつもながら必死に勝利への後押しを、そして試合終了の笛が鳴るまで応援をしようという姿勢でやっているサポに後押しされ、いつの間にかゴール裏に戻っていました。

今のマリノスは強くなっていく途中だし、明るい未来があると思っています。
日産スタジアムで、毎度の勝利はもちろんのこと、Jリーグやカップ戦、またACLで、そして4年に一度となると言われているクラブW杯でマリノスが優勝杯をかかげる姿を見たい。マリノスの選手がいつもA代表に選ばれつづけ、マリサポみんなで選手を後押ししたい。

実際にスタジアムに行けなくなった今でも、そのことを思い続けています。


次回の「My First Game」

ということで、次回はマリサポ一家の親バカで申し訳ないですが、勉学もしっかりとやって欲しいと願っているものの、スタジアムでの応援を託した私の娘にリレーします。



text:makochan(@makochopper
edit:はち(@hachhing

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