Web Magazine hamatra

スタジアムを熱く、楽しくする横浜F・マリノスサポーターのためのウェブマガジン「Web Magazine hamatra」(ウェブマガジン ハマトラ)  Presented by NPO法人ハマトラ・横浜フットボールネットワーク

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hamatra My First Game 032:HISUI(2005年3月12日vsセレッソ大阪)

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マリノスが好きになったキッカケは何ですか?
今の観戦や応援スタイルに行き付いたキッカケは何ですか?

あの試合があったから今がある。
あの試合があったからここにいる。

そんな思い出に残っている試合を語ってもらう My First Game

今回は、HISUI(@HISUI_YFM32)さんによる2005年3月に行われたvsセレッソ大阪の試合です。

今回は「HISUI」さんのMy First Game(自己紹介)

 HISUI(@HISUI_YFM32)です。

 北海道帯広市出身。私も何試合か観戦したことがありますが、帯広市では夏にクラブユース選手権(U-15)が開催されています。

 仕事の関係で地方を転々としてマリノスに飢えていましたが、去年(2018年)の7月から東京に住んでおり、久々に年チケ購入。

 フリーペーパーhamatraの配布、ビッグフラッグ、ポス活などに参加させていただいており、一緒に活動したみなさんにはこの場を借りて御礼申し上げます。また、ご指名下さった「たけこ」さん、ありがとうございます。まさか私がこの記事を書けるなんて、光栄です!

 今回「アウェイのススメ」的なものを書かせていただこうと思います。

マリノスとの出会い

 1993年、Jリーグ開幕。

 スーパーマーケットにはJリーグ関連商品が並んだあの頃。デパートにはJリーグ10チームのグッズコーナーが設けられ、札幌や東京に出かけた際にはどんなモノだろうかと覗いてみる、そんな程度の意識でした。

 マリノスにハマるきっかけとなったのは、日本中が熱狂した2002年の日韓ワールドカップ、松田直樹選手(以下、マツさん)です。サッカー選手といえば、奇抜な髪形という印象をお持ちの方が多いでしょうが、マツさんはそういう髪型ではないけど、カッコイイ!もちろんプレースタイルも。

 飛ぶように売れたジャパンブルーのユニフォーム、オレも買っちゃいました!このとき、アディダスのロゴが現行のモノに変わったことを知ったってぐらい、スポーツには関心がなかったもので(笑)。ついでに、マツバン(マツさんとお揃いのアディダスのヘアバンド)も買っちゃいました。

 ワールドカップが終わったあとも、代表戦は欠かさず見ていましたが、「代表戦は年に何回あるんだっけ?そんなもんじゃ物足りない!」「もっとサッカー見たい、もっとマツさん見たい」…答えはもう、わかりますよね? そして、マリノスのユニフォームは代表と同じアディダスだし、ワールドカップ決勝の地で、このユニフォーム着て応援したいなー、という気持ちで、チケットを手にしました。しかも、当時は川崎北部に住んでいたので、横浜国際総合競技場も無理なく行ける距離だからね。

 スタジアムでの初観戦こそ2003年4月20日の大分戦(@横国)なのですが、「もっとマリノスえお見たい、もっとマツさんを見たい」…ということで、近郊のアウェイも行くようになりました。それが、2004年5月15日の磐田戦(@エコパ)です。

 もっと…次は遠出してみましょうか?ちょうどその頃、「ANAのクラシックジャンボ(*)の引退が近づいていることだし、乗っておこう!」ということで、時刻表とにらめっこ。よし、大阪にしよう!ということで、旅行を兼ねて初めての遠距離のアウェイに行ってみることにしました。

 次項では、初めての遠距離アウェイである2005年3月12日のC大阪戦(@長居)について書かせていただきます。

My First Game

2005年3月12日(土)
2005Jリーグ ディビジョン1 第2節第1日
セレッソ大阪 2-3 横浜F・マリノス
@長居スタジアム
得点者:13' 古橋 達弥(C大阪) 18' 大島 秀夫 42' 黒部 光昭(C大阪) 47' 大島 秀夫 60' 大島 秀夫

https://data.j-league.or.jp/SFMS02/?match_card_id=8424

観戦のきっかけ

 もちろん、もっとマリノス、マツさん…ってのが一番なのですが、オレはこう見えても飛行機が好きでして(笑)。

 さきほど書いたとおり、初めての長距離アウェイのきっかけはクラシックジャンボです。当時出来たばっかりの羽田第2ターミナルにも行ってみたいし。ついでに、鉄道も好きでして、同じく引退が迫っている0系新幹線(**)も背中を押してくれました。大阪を拠点に一足伸ばして、0系で広島へ行こう!よし、このさい旅行だ、USJも行こう!といった、6日間というかなり長めの旅行になっちゃいました。

観戦の思い出

『代表戦さながら、代表戦以上』

 ワールドカップで、大旗が何本も立ち並ぶ光景は圧巻そのもの。それさながらの雰囲気を、マリノスのホームではもちろん、アウェイでも変わらず…いや、トリコロールはジャパンブルーよりも美しいから、代表戦以上です!

 気付いた時にはもう、チャントを口ずさんでおり、サポーターになって一緒に応援したい、そう思っていました。そして、お金と時間の許す限りではありますが、「どこまででも、ついていこう!」と。

『アディダスのユニフォーム』

 みなさんは、スタジアムに着いてからユニフォームに着替えますか?それとも、家から着ていきますか?私は後者です。だって、アディダス、というかマリノスのユニフォームは、家から着ていきたくなるほどカッコイイからです(笑)。そう思ったのも、マツさんが着ているのを見て、なんですけどね。

 飛行機の中ではキャビンアテンダントさんと話すネタにもなるし、道中でマリサポどうし仲良くなる…なんてこともありました。余談ではありますが、オレはマリノスのユニフォームを私服として着ることもあります(知っている人もいるだろうけど)…というぐらい、カッコイイんです!なかなか、日本人でコレをやる勇気のある人はいないようですが、外国人ではよく見かけます。

 実際、ディズニーリゾートなんかでユニフォーム着ていると、外国人に「一緒に写真撮ってくれ」と言われたこともあります(笑)。まだまだ日本にはサッカー文化は十分に行き届いていないように思えますので、ぜひ我らサポーターの力で広めましょう!

『オオシのハットトリック』

 雪がチラつく試合でしたが、アウェイでも熱いマリノスサポーター。ちょうど、この日の決起集会で、大島秀夫選手(以下、オオシ)のチャントがお披露目され、試合はオオシのハットトリックで勝つという最高の流れに。

 試合後、大阪の街でマリサポさんとハイタッチ。最高の大阪旅行でした。

アウェイのススメ

『今年はどこへ行こうかな?』

 これがリリースされる頃にはJリーグが開幕し、皆さんもどこのアウェイ行こうかなんて考えている頃かと思います。

 今年は仕事の都合などで、あまり遠くのアウェイには行けなさそうなのですが…ひとまず清水と磐田かな。鉄道好きなオレなら、清水と磐田は毎年恒例、「小田急ロマンスカーに乗りたい」という目的とセットでね。そうだ、この際だし静岡には何回も泊まったことだし、今回は箱根に泊まって、周遊券「箱根フリーパス」で観光して帰ってこようかな?こんな感じで、初めてアウェイ行くような人なら、試合以外のことも含めて検討すると良いでしょう。

 もちろん、勝つことが最大の目的で、勝って帰ってこられたら最高なのですが、万一負けても箱根観光という「アウェイ保険」があります。そして、アウェイというのは、1度行くと、不思議なことにまた行きたくなるのです。しかも、もっと遠くのね。

 この記事は「アウェイに行ったことがない人」に向けて書いたものなのですが、1人でも多くの人がアウェイに行く、より長距離のアウェイに行くきっかけになってもらえれば幸いです。そして、アウェイ経験者はアウェイの楽しみを、アウェイ未経験者に伝えてあげてほしいですね。

『”普通”ってなに?』

 「普通、サッカーなんて代表戦をテレビで見ていれば十分だろ?」「普通はそんな遠くのアウェイまで行かないだろ?」なんて周りから言われても、負けないでください。野球みたいにアウェイゲームは現地に支部があり、そこが中心になって応援を盛り上げるといった文化は、残念ながらサッカーにはありません。

 「普通」という圧力に負けず、無理のない範囲で観戦チケット、航空券、電車やバスのキップを買い、ホテルも予約しちゃってください。あとは、アウェイに行く日を待つのみです。実家の親には↑のようなことをよく言われましたが、最近は理解してくれるようになり、お土産を頼まれることも多くなりました。空港で売ってないモノなんかも頼まれて苦戦することもありますが(笑)、1日乗車券(←これけっこう便利)で観光するついでに買って、帰省のときに持って帰る…というパターンが多いです。

 あと、「遠くのアウェイに行く人が偉い」といった決まりもなければ、「遠くのアウェイなんて私にはまだ早い」なんてこともありません。これは、思い立ったが吉日としか言えませんね。まずは、行ける範囲(←ここ重要!)で結構です。あるいは、友達を巻き込んで、少しずつ遠くのアウェイに誘ってみるのもいいかも。

 そして、アウェイに慣れてくると、試合はともかく、「普通」の行き方、「普通」にみんなが行くであろう観光地では物足りなくなります。そこで旅にひと工夫、ロマンスカーもその1つです。これまた、「ひと工夫」も1度やると、今度は同じアウェイ先でも、どう「ひと工夫」してみようかなーと思いたくなるんですよね。このへんは、まだまだ書ききれないこともたくさんあるし、ホームで、アウェイで、私を見かけたら「ハマトラの記事見たよ!」と、気軽に声をかけてほしいと思います。

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(*)クラシックジャンボ:ボーイング747-100ほか。「ジャンボ」「ジャンボジェット」などと称される、座席数528席を誇る当時最大の旅客機。ANAでは1979年に就航し、国内線では東京~大阪線などで活躍した。1990年に高性能のボーイング747-400が就航すると主役をそちらに譲り、2006年に引退した。クラシックジャンボという名称は、-400との比較の意味も込めて使われる。ちなみに-400も2014年に引退した。

(**)0系新幹線:1964年東海道新幹線開通でデビューした新幹線車両。当時、最高速度210km/h、「夢の超特急ひかり号」として運行された。東海道新幹線からは1999年に引退して活躍の場を山陽新幹線に移し、山陽新幹線からも2009年に引退した。

次回の「My First Game」

 一緒に観戦しているnemoさん、お願いします!

text:HISUI(@HISUI_YFM32)
edit:ろこ(こけまり)

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