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マッチプレビュー 034 vs 磐田 〜 立ち向かえ、立ち上がれ! 〜 【2019 明治安田生命 J1リーグ 第13節】 vs ジュビロ磐田戦

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相手を知ることでより見えてくることがある。
相手を知ることでより楽しめることがある。
一歩踏み込んで試合を楽しむためのご提案、hamatra match preview。

今回は、2019 明治安田生命J1リーグ第13節 ジュビロ磐田編。

試合情報

2019 明治安田生命 J1リーグ 第13節
vs ジュビロ磐田
2019/05/26(日) 13:00キックオフ
@ 日産スタジアム
(年チケ開門 10:30 | 一般開門 11:00)

www.f-marinos.com

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チーム成績状況

soccer.yahoo.co.jp

現在の順位

順位 チーム名 勝点 試合 得失
1 F東京 30 12 9 3 0 13
2 名古屋 24 12 7 3 2 13
3 大分 24 12 7 3 2 8
4 川崎 23 12 6 5 1 11
5 鹿島 23 12 7 2 3 10
6 横浜 21 12 6 3 3 2
7 札幌 19 12 6 1 5 0
8 広島 17 12 5 2 5 3
9 湘南 17 12 5 2 5 1
10 浦和 17 12 5 2 5 -3
11 C大阪 14 12 4 2 6 1
12 磐田 12 12 3 3 6 -1
13 松本 12 12 3 3 6 -10
14 G大阪 11 12 3 2 7 -6
15 神戸 10 12 3 1 8 -7
16 仙台 10 12 3 1 8 -8
17 鳥栖 10 12 3 1 8 -12
18 清水 9 12 2 3 7 -15

リーグ直近成績

横浜F・マリノス
直近
2試合前

3試合前

4試合前

5試合前

4-1
神戸(H)

0-3
C大阪(A)

1-0
広島(A)

2-1
鹿島(H)

0-3
札幌(A)
ジュビロ磐田
直近
2試合前

3試合前

4試合前

5試合前

2-0
仙台(H)

0-1
F東京(A)

1-0
浦和(A)

1-2
札幌(H)

0-1
名古屋(A)

過去の直接対戦成績

vsジュビロ磐田

 通算: 62戦 32勝 26敗 4分 (87得点77失点)

 ホーム: 31戦 17勝 13敗 1分 (47得点35失点)

分析対象試合

2019 明治安田生命J1リーグ 第12節
ジュビロ磐田 2-0 ベガルタ仙台 @ ヤマハスタジアム
得点者:19'アダイウトン 34'中山仁斗

公式記録/レポート www.jleague.jp

プレー傾向:ジュビロ磐田

守備

  • 低く設定した5-4ブロックでスペースを封鎖する専守防衛型。人海戦術的にMFがアプローチに行きつつ、最終ラインは人数を揃えて侵入を許さず。
  • センターバックのアプローチ意識を逆手に引き出されてスペースを使われて失点することが続いていたためか、最終ラインはステイ傾向。ポジションを維持することに意識が向いている。
  • 前から追うことは稀、基本は帰陣のための時間づくり。相手にボールを持たせることを許容。
  • 基本は2シャドーがサイドに落ちるも、攻撃時のポジションによって落ちる選手は入れ替わる。
  • CKの守備はマンツーマン。

攻撃

  • スペースを狙うロングカウンターが軸。アダイウトンありき。ハイボールを放り込む、というよりスペースを狙う。
  • スペースを突いて相手を押し下げたところで、中盤が攻撃に厚みを加える。ウイングバックのオーバーラップからのクロスに鋭さ。
  • CB-SB間を突く形に再現性、2シャドーやボランチが飛び出してギャップを突く。
  • 後方からパスを繋ぐ際も、最終的にスペースを突くロングボールや長い楔を狙う。

全体

昨季は入替戦まで追い込まれるも、何とかJ1残留を果たしたジュビロ。

今季もここまで3勝6敗3分と苦しい戦いを強いられてはいるが、敗戦を糧に、出来ることと出来ないことを整理し、現実的に勝ち点を拾う方向へと舵を切っているように見える。

自陣での繋ぎのミスから失点を重ねることが続けば、中盤を省略し、スピードもパワーもあるアダイウトンを狙ったロングカウンターに切り替える。

センターバックが引き出されての失点が続けば、センターバックにスペースを埋める意識を強く持たせつつ、中盤の枚数を増やして穴を作らない形に切り替える。

そうして、仙台戦は見事に勝利を手繰り寄せ、今季ホーム初勝利を挙げた。

このサッカーに未来があるのか、理想に近づいているのかと問われれば、名波浩は答えに窮するはず。

しかし、それでも生き残る。

それが名波浩の出した答えであるならば、決して簡単な相手ではない。

キープレーヤー

No.15 アダイウトン

まさに「戦術・アダイウトン」。

唯一といっていい攻撃方法であるロングカウンターにて、自由にポジションを変えつつ常にスペースを狙うレシーバーであるアダイウトンが存在感を示せなければ攻撃が成立しないといっても過言ではないほど、磐田の攻撃の命運を握る存在である。

昨シーズンは靭帯断裂・半月板損傷の重傷を負って長期離脱を強いられたが、今季は完全復活。スピードもパワーも陰りは見られず、テクニカルなポストプレーも披露するなどパワーアップした感すらある。

突き抜けるか、断ち切るか、速くて強いアダイウトンを巡る攻防に注目だ。

キープレー

「アンジェ・ヨコハマ対策」

ルヴァンカップのグループリーグ第6節を挟む日程なだけに、磐田がどれだけ横浜を意識して準備を整えられるかは不透明ではあるが、現実的に勝ち点を拾う傾向を考えれば、横浜に対して綿密なプランを携えて試合に入ることも十分予想される。

仙台戦で見せたような5-4ブロックによるハーフスペース封鎖、スピードのあるアダイウトン(やロドリゲス)を使ったワイドスペースを突くロングカウンター自体が横浜対策として転用可能。横浜としてはやりづらい相手かもしれない。

大分、札幌、セレッソと十分な対策をされると手も足も出ずに完敗をしてきた過程があるだけに、相手の対策を打ち破る逞しさ、柔軟性を示せるか。試合の趨勢を握るカギとなりそうだ。

総括

天国から地獄へと落とされる形でのルヴァンカップのグループステージ敗退。

道が潰えたことの喪失感は決して小さくないはずで、誰しも落胆しているはず。

それでも、視線は前へ、未来へ。受け入れがたい事実も、繰り返された失敗も、全ては血肉に。

最後に泣くのも、笑うのも自分次第。覚悟を持って、立ち向かおう、立ち上がろう。

 


text:いた(@itaruru)
edit:nari(@fmbh_nari)

 
 
 
 

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