12試合を戦ってここまで1敗、引き分けを挟んで連勝と波に乗る清水エスパルスユースと、リーグ再開後は3連敗と中々勝ち点を積み上げられず、9位で降格圏内にいる横浜F・マリノスユースという対照的なチーム同士の対戦になります。
チーム成績状況
順位表
チーム内得点ランキング
横浜F・マリノスユース
1位.4得点 No.10 山田康太
2位.2得点 No.9 岩城大助、No.19 土佐陸翼
清水エスパルスユース
1位.7得点 No.9 平墳迅
2位.6得点 No.11 滝裕太
3位.3得点 No.10 鈴木魁人、No.14 新関成弥
直近5試合の結果
横浜F・マリノスユース
直近 | ← 2試合前 |
← 3試合前 |
← 4試合前 |
← 5試合前 |
---|---|---|---|---|
● 1-2 京都U-18 |
● 2-3 柏U-18 |
● 1-2 大宮ユース |
○ 3-1 市立船橋 |
● 0-2 浦和ユース |
清水エスパルスユース
直近 | ← 2試合前 |
← 3試合前 |
← 4試合前 |
← 5試合前 |
---|---|---|---|---|
○ 3-1 浦和ユース |
○ 2-0 京都U-18 |
△ 2-2 FC東京U-18 |
○ 3-0 柏U-18 |
○ 3-2 青森山田 |
マッチプレビュー
前節の京都サンガF.C.戦、前々節の柏レイソルU18戦とはスタメンを3人入れ替えて臨んだものの、一旦は同点に追い付くも後半ロスタイムにカウンターから失点し、またしても勝てずに3連敗となってしまいました。
後半は優勢に試合を進めていたことを考えれば、時間帯を考慮しても勝ち点3ないし勝ち点1が欲しかっただけに非常に勿体無い失点と言え、ここまでリーグ最多の21失点と世間のイメージとしてある堅守マリノスが今季のユースに関しては通じないものとなっています。
思えば春先、チームとしてシーズン前に掲げた目標は「タイトル奪取」でした。
ですが、勝ち点が積み上げられず現状は降格圏内を彷徨うマリノスユース。
片や清水エスパルスは、クラブとしてここ数年のプロジェクトが功を奏し、アカデミー内の各年代のチームが好成績を収め、それに続けとばかりにユースも今季はプレミアリーグEASTをここまで1位と首位をキープし、勝つことが自信へと繋がり、それが新たな活力を呼ぶことでチームとして良いサイクルを生んでいると言えます。
勝ち続けるチームと中々勝てないチームとは言え、元を正せば相手も同じユース、同じ歳、同じ背丈、サッカーにおける経験値もそんなに大差ないはずです。
勝負の世界ですから、当然ながら勝者と敗者に分かれますが、この2つを分けるのはちょっとしたものであり、些細なミスを無くしたりすることで何時でも立場は入れ替えられます。
実際、前回対戦した時は上記のように引き分けでしたし、先々月の末に日本クラブユース選手権で対戦した時は3-1で勝っているため、ボタンの掛けかた次第では当初打ち立てた目標を達成するだけのポテンシャルは十二分にあったと言えます。
今回、9位と1位という対戦ではありますが、優勝へとひた走る相手に待ったを掛けるべく一泡吹かせるという意味では何とも面白みのある試合です。
チームのコンセプトでもある最後まで諦めないことだったり、相手より走ることを90分愚直に行えば必ずや勝機を見出すことはできるでしょう。
前回対戦時の結果
高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグEAST 第4節
横浜F・マリノスユース 2-2 清水エスパルスユース
@日産フィールド小机
得点者:17'伊藤研太(清水) 28'伊藤優世(横浜) 38'山田康太(横浜) 69'平墳迅(清水)
(公式記録 / レポート)
前節のスタメン
横浜F・マリノスユース
清水エスパルスユース
両チームの注目選手
横浜F・マリノスユース:DF 4 藤田一途
藤田 一途(ふじた いっと)3年生
センターバック、サイドバック、センターハーフと守備的なポジションならどこでも出来るため、ポリバレント性を持ち合わせている選手です。
ボディコンタクトに強さを見せて、セカンドボールの回収などに汗をかくことでチームの黒子役に徹していますが、攻撃時には1つ飛ばしたパスや大きなサイドチェンジで変化を付けることが出来ます。
清水エスパルスユースFW 9 平墳迅
平墳 迅(ひらつか じん)3年生
自身の成長のためにと岐阜VAMOSから清水ユースへとやってきたFW。
トップチームの試合にも出場できる2種登録をされており、4月に行われたルヴァンカップのコンサドーレ札幌戦に出場しています。
身長180cmとサイズがあり、横幅と厚みのある体格を活かして、直線的なドリブルでゴリゴリとパワフルな動きを得意とし、また利き足である左足からはパンチ力のあるミドルと繊細なシュートを併せ持っており、状況に応じて柔と剛を上手く使い割けることができるストライカーです。
観戦情報(日時・場所など)
2017年9月16日(土曜)16:00 キックオフ
高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグEAST 第13節
横浜F・マリノスユース vs 清水エスパルスユース
会場:清水ナショナルトレーニングセンター(J-STEP)
今後の日程
・プレミアリーグEAST 第14節
9月24日(日曜)11:00~ vs 鹿島アントラーズユース
(鹿島アントラーズクラブハウス)
・プレミアリーグEAST 第15節
10月8日(日曜)11:00~ vs 青森山田高校
(横須賀リーフスタジアム)
・Jユースカップ
10月14日(土曜)~11月19日(日曜)
※ 各試合、無料で観れます。
text:はち(@hachhing)