マリノスが好きになったキッカケは何ですか?
今の観戦や応援スタイルに行き付いたキッカケは何ですか?
あの試合があったから今がある。
あの試合があったからここにいる。
そんな思い出に残っている試合を語ってもらう My First Game
今回は、mtkさんによる2010年4月に行われたvs鹿島アントラーズの試合です。
今回は「mtk」さん(自己紹介)
mtk(@mtk_tricolore)です。
ビッグフラッグに参加したり、日産スタジアムでのホームゲームではアップ時の「歌謡ショー」という応援のサポート(?)活動を行っています。
今回の「My First Game」は、その「歌謡ショー」にまつわるお話となります。
マリノスを好きになったきっかけ
私が高校三年の時にJリーグが開幕しました。
当時、小机の自宅から鶴見の高校まで自転車での通学をしており、その通学路にマリノスの練習場である獅子ヶ谷グランドがありました。
高校三年の夏に野球部を引退した後は(なぜか平日の午前中にも)練習を見に行ったりしていたので、自然と身近にあったマリノスというチームを応援するようになっていったと記憶しています。
また、日産スタジアムは自宅から徒歩10分程度の距離にあるため、建造されていく様をずっと見ていたこともあり、他のチームを応援するという選択肢はありませんでした。
初観戦のきっかけ
初めてマリノスの試合を観戦したのは、1995年の三ツ沢での柏レイソル戦。
カレカにやられたような記憶があります。
その次の試合は、2003年の2ndステージの清水エスパルス戦。
雨の中でなぜか鳩の群れが飛び交う不思議な試合で、先日現役からの引退を発表された坂田大輔選手の活躍で5-1勝利。
さらにその次の観戦は、あの奇跡の完全優勝を遂げた同年11月29日のジュビロ磐田戦です。
この優勝と翌2004年の1stステージの優勝が大きなきっかけとなり、当時の会社の同期入社の仲間とともにマリノスの応援に深くのめり込んでいきました。
My First Game
2010年4月24日(土)
Jリーグディビジョン1 第8節
横浜F・マリノス 1-3 鹿島アントラーズ
@日産スタジアム
得点者:21'イ ジョンス(鹿島) 30'渡邉千真(横浜) 51'小笠原満男(鹿島) 60'マルキーニョス(鹿島)
決心
正直いって、試合の記憶は全くありません。
ただ、この試合は自分にとって大きなものを見つけた大事な試合、言わば大きなターニングポイントとなった試合です。
この年からビッグフラッグに本格的に参加するようになり、掲出前の説明の声出しもやらせてもらっていました。
当時、日産スタジアムでのビッグフラッグ掲出は主に1Fスタンドで行っていました。
その掲出場所となっていたN14からN15ゲートのあたりは、初めてスタジアムに来たような方も多く、そのほとんどが終始座ってじっと戦況を見守っているだけ状況でした。
一方、そのエリアには、初めてスタジアムに来てくれた人でも大きな声を出せるように、見様見まねでも手拍子をできるように、という思いから、アップ時に応援の歌詞の掲示やチャント・コールの手本を示すような歌謡ショーを行っている方々がいました。
私もこの活動に感銘を受け、試合での大きな炎を燃やすために、それぞれの心の中に小さくてもいいから口火を付けられないか、という考えから参加させていただきました。
ゴール裏全体が発せられる音というのは時としてなんとも言えない「うねり」というか「グルーヴ感」を生み出すものです。
スタンドが生み出す圧倒的なグルーヴと、ピッチで繰り広げられるスペクタクル。
それが積み重なっていって、うまく噛み合ったとき、私達の日本一大きいスタジアムは、きっと日本一素敵なワンダーランドになるはずです。
初めての人でも、久しぶりにスタジアムに来た人でも。
声を出して、手拍子をして、スタジアムを盛り上げることができるように。
サッカーの試合に、応援という手段で「参加」できるように。
いつか、満員のスタジアムで、360度すべての席からマリノスを応援する声が響くように。
そして、そんな環境の中でマリノスが優勝する瞬間を見られるように。
そんな思いで、当時「歌謡ショー」という活動に参加させていただき、これを続けていこうと決心した試合。
これが私の「My First Game」です。
次回の「My First Game」
この企画は、記事を書いた人が、次に書く人を指名するリレー形式で進行していきます。
次回の「My First Game」は、真面目だけど全力でバカなこともやれる、カッコよくて大好きな青年サポーターのごんちゃんへリレーします!
text:mtk(@mtk_tricolore)
edit:はち(@hachhing)